上海金魚/かわい由美子

特別に大大大好きなメガネ攻めの本が二冊あってこれはその内の一冊
紙でも電書でも買ってるけど電書は挿絵が無いからクソです
いやもちろん挿絵が無くても萌えすぎて苦しくなるくらい素晴らしいんだけど
花本さんの挿絵がどれもほんっとうに雰囲気のあるイラストで攻めがハチャメチャかっこいいし没入感が違うんよ…

⬆たぶんこのスピンオフのが人気
スピンオフも好きだけどやっぱり本家しか勝たんしか本家よ

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上海金魚は恐らくどうしようもなくぶっ刺さる人とまあ普通って人に分かれるんだと思う
ぶっ刺さる人は異国の街とか行きずりの関係とか感傷的な雰囲気が刺さりすぎる人なんだろうなまあ私なんだけど
まずかわい先生が字うま神すぎて上海の描写だけでもノスタルジックさに胸が塞がる
そんな場所で彼ピ(既婚者)に不倫旅行に連れてこられた受けと彼ピのビジネスの相手としてやって来たノンケ攻めが出会っちゃうっていう…
いやほんと映画じゃん…もう…好きぃ…🤦‍♀️⚡️⚡️
最近流行りのBL実写化プロジェクトの一環として平成初期映画の質感で撮ってくれ頼む
別に大事件も修羅場も起こんないんだけど、むしろずっと温いもやーとした温度感で進むんだけどそこが良い
二人の別れも凄くあっさりとしててそこが良い
たぶんオチのないフランス映画とかならここで終わってたよ(偏見)

最後、帰国してからのターンもすんごい好きで、流石にあの再会は偶然が過ぎるでしょと思っちゃうけど、ここからなんかびーえる的ハピエンに向かうための勢いみたいのを感じて熱い
あと、攻めが思い悩んでるのが好きだからここ攻め視点でずっと悶々としててサイコーだったな…
突然現れた攻めに怯えまくる受けを見て攻めがひっそり傷ついてるのとか良すぎて頭壁に打ちつけた
魔性受けの普段の真面目公務員としての姿も良いと思う。結構珍しいキャラ設定で好きです

攻めの滝乃は突出したスペックがある訳でも金持ちとかでもないんだけど
良い感じに大人で爽やかで仕事が出来て物腰柔らかで社交的で洒落てて遊んでてえろくて狡くてなんかもう全てが良い感じとしか言えない
あーこの人派手では無いけどずっと彼女が途切れないモテ人生送ってきたんだろうな~~~という概念の擬人化

私の好きなメガネ攻めは爽やか大人タイプかクズ優男タイプかに別れるけど滝乃は爽やかタイプ
こういう攻めには内向タイプの受けをぶつければ弱点3倍なんだよびーえる博士